情報処理技術者試験 自己啓発

基本情報報技術者試験に合格すれば「すごい」のか

悩める人

基本情報報技術者試験って実際のところ取れたらどのくらいすごいのかな・・・

基本情報技術者試験はIPA(情報処理推進機構)が主催するIT系の国家試験です。

ITエンジニアの登竜門と昔から言われており、IT企業に就職を目指す専門学生やIT企業に就職して間もない方が受ける傾向にあります。

そんな基本情報技術者試験ですが実際取れたらどのくらいすごいと言えるのでしょうか。

実際に基本情報技術者試験を合格していて、かつITエンジニアとして働く私が様々な観点から見ていきますのでぜひ参考にしてください。

きんぎょ

合格している方もこれから受ける方にも有益な情報になると思います

本記事の内容
  1. 基本情報技術者試験の過去統計から見る難易度
  2. 基本情報技術者の資格が仕事でどのように活かされるか
  3. 総合的に見た基本情報技術者試験の価値

このような目次でみていきましょう!

基本情報技術者試験の過去統計から見る難易度

こちらのリンクから情報処理技術者試験の統計資料を見ることができます。

令和4年度春期の基本情報技術者試験の合格率を見ると39.6%となっており、全体の4割は合格しています。

単純に合格率を見るとそこまで難しい試験ではなく、初学者でもしっかりと対策をすれば十分に合格できる難易度であるといえます。

きんぎょ

ちなみに試験の形式がCBT化(PCで行う試験)される前は合格率は25%前後でしたので、難易度は易化しました

合格までの試験対策についてはこちらの記事に詳しく書いています。

詳細はこちら
【新制度対応】基本情報技術者試験に合格するにはスタディングが最適解

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そして情報処理技術者試験の体系図を見てください。

基本情報技術者試験は情報処理を扱う方が受けるべき試験の一番下のレベル(レベル2)という位置づけです。

基本的な知識を問うことからIT初学者が受けることを前提としており、独学でも十分に合格できるレベルに到達できます。

基本情報技術者の資格が仕事でどのように活かされるか

基本情報技術者試験を合格すると、仕事をする上でどのようなことに活かされるでしょうか。

  1. 基礎知識の底上げによって理解度が上がる
  2. 周囲からの評価が少しだけ上がる

基礎知識の底上げによって理解度が上がる

基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門と言われているように、情報処理に従事するエンジニアが学んでおくべきことを体系的に習得することに優れています。

基礎知識は今後のエンジニア人生の土台となる部分なのでおろそかにしてはいけません。

例えば解決が難しい問題に直面したとして、基礎知識を固めていれば問題を的確に理解し解決までの道のりが近くなります。

また上司からの仕事の指示をすんなり理解できたり、周囲の専門的な会話を理解できるようになるなど、基本情報技術者試験の内容を学習することは損が全くありません。

基本情報技術者試験の合格を目指すことで、IT知識の基礎を固めることができることこそが価値のあることです。

周囲からの評価が少しだけ上がる

基本情報技術者試験に合格することで周囲からITの基礎知識がそれなりに備わっているという認定をもらうことができます。

先述した通り、基本情報技術者試験は基本的知識と技能を問う試験で難易度もそれほど高くなく独学でも十分に合格が可能です。

しかし周囲からの評価という点では資格を持っているのと持っていないのでは大きな違いが出ます。

合格すればITの基礎知識が備わっている証明になり、違う観点から見ると自己啓発のために努力できる人間であるという証明にもなります。

取らないよりは取ったほうが周囲からの評価は上がること間違いなしです。

総合的に見た基本情報技術者試験の価値

情報処理技術者試験は次の図の通り、情報処理を扱う方が基本的知識を身につけるために受けるべき最初の試験です。

基本情報技術者試験の上位試験である応用情報技術者試験やネットワークスペシャリスト試験などの高度試験の方が価値が高いのは間違いありません。

しかし基本情報技術者試験は上位試験に挑むための基礎知識を習得するための試験であり、実際応用情報技術者試験と試験範囲はレベルは違いますがほぼ同じです。

このことから情報処理技術者試験は、基礎技術を学んで応用技術を習得し、さらに専門的技術を習得していくというふうに、段階的・体系的に能力を伸ばしていけるような仕組みが出来上がっているのです。

そしてIT業界で仕事をする方にとって必要な知識ばかりを学ぶことができ、仕事で役立つこと間違いなしです。

このようなことから基本情報技術者試験は難易度はそれほど高くない試験ですが価値は高いと言えます。

基本情報技術者試験に合格すればすごいのか、といえば難易度と価値を考えて平たく言えばですが、それなりにすごいのではないでしょうか。

少なくても合格するためのITの基礎知識と自己啓発のための学習する力を証明することができます。

合格するための学習は損がなく、エンジニアに必要な知識を身につけることができ今後のエンジニア人生の土台になるので、迷っている方は是非受けてみてはいかがでしょうか。

  • この記事を書いた人

きんぎょ

零細SIerに就職したがプライム市場のベンチャーに転職した30代男性です。 一児の父となり、家事をしまくっています。 現在運用チームでサーバやインフラ周りに格闘しています。 趣味、資格など一部のカテゴリにハマらず自由に役立つ情報を発信していけたらと思います。

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