情報処理技術者試験 自己啓発

【意味ない?】なぜ会社は基本情報技術者試験を取れと言うのか

先輩

入社おめでとう!IT企業で働くなら基本情報技術者試験受けてね!

わかりました!
(なんで先輩たちは同じことを言うんだろう・・・)

きんぎょ


IT業界に入ると99%言われる言葉です。

基本情報技術者試験は試験制度ができた当初から、このようなことは言われ続けており、IT系の資格試験としては知名度も抜群です。

実際に就職や転職などでも基本情報技術者は優遇されていることも事実としてあり、長い間ITエンジニアの登竜門という位置づけとなっています。

なぜこの資格が昔から重要視されるのか、私が実際に取得した後にどのように役に立ったかなどの体験談を基にご紹介したいと思います。

この記事を読み終えると、IT業界で基本情報技術者がいかに重宝されているかがわかります

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本記事の内容
  1. 基本情報技術者試験の概要
  2. IT業界で基本情報技術者試験が必要とされる理由
  3. 基本情報技術者試験に合格すると何が変わる?
  4. 資格は必要ないという意見について

基本情報技術者試験とはどんな試験?

まずは試験概要をまとめていきます。

基本情報技術者試験はIPA(情報処理推進機構)が運営する情報処理技術者試験の一部の試験です。

IT系資格では唯一の国家資格となります。

国家資格と言っても資格がなくても仕事をすることができます。

目的

主催するIPAによると受験対象者について以下の記載があります。

高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者

情報処理技術者試験はレベル毎に分かれており基本情報技術者試験はレベル2です。

レベル1はIT業務に関わらない人も対象にしており、IT業務に携わる現場ではレベル2以上の能力が求められます。

ITエンジニアの登竜門と言われており、エンジニアとして求められる基本的な技術水準を満たす人材を育てることが目的です。

基本情報技術者試験を独学で合格する方法を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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試験範囲

基本といっても実に範囲は広く様々な分野の知識が必要です。

  1. コンピュータシステムに関すること
    • ソフトウェア・ハードウェア
    • データベース
    • ネットワーク
  2. 情報セキュリティに関すること
  3. データ構造及びアルゴリズムに関すること
  4. ソフトウェア設計に関すること
  5. ソフトウェア開発に関すること
  6. マネジメントに関すること
    • プロジェクトマネジメント
    • サービスマネジメント
  7. ストラテジに関すること
    • システム戦略
    • 経営戦略・企業と法務

以上のように基礎理論から始まり経営戦略や法務といった幅広い分野を一通り学習する必要があります。

何故基本と名の付く試験であるのにこんなに範囲が広いか分かりますか?

IT業界で基本情報技術者試験が必要とされる理由【5選】

IT業界でどのような力が一番必要でしょうか?

プログラミング技術ですか?デザインセンスですか?マネジメント能力ですか?

私が思うに一番必要なのは他者との意思疎通が正確にできることです。

基本情報技術者試験が必要とされる理由【5選】
  1. その①:基礎知識を身に付けることができる
  2. その②:IT業界に入るための登竜門というブランドがある
  3. その③:社員のITスキルを一定水準に上げることが目的
  4. その④:評価の指標となる
  5. その⑤:継続した自己啓発を促すことができる

その①:基礎知識を身に付けることができる

先程基本情報技術者試験の範囲が広いことはなぜか質問しました。

その答えはIT業務を行うにあたって、最低限の知識を定着させるためです。

システムを作り上げていくのは各プロジェクト、各チームでの共同作業です。

その中では一定水準のレベルの会話が行われています。

多くの新人は一定水準のレベルの下にいるため、よく言われるわからないことがわからない状態となります。

きんぎょ

全体的な知識の底上げをするためには広範囲の知識の定着が必要です!

知識が一定水準に達していて情報の共有ができるとやっとプロジェクトの一員です!

その②:IT業界に入るための登竜門というブランドがある

これは世間のイメージというか先入観もあるのですが、基本情報技術者試験はIT業界に入るための登竜門というブランドが染み付いています。

事実面接などで基本情報技術者を持っていることで、「お、あなたは基本情報技術者試験に合格していますね」と言われたことがあります。

昔から基本情報技術者試験はこのようなイメージが定着しているので、持っていると優遇される=必要とされているということになります。

きんぎょ

新卒では基本情報技術者の資格を持っているだけで優遇されがちです!

取得して損をすることはありません!

その③:社員のITスキルを一定水準に上げることが目的

企業は資格を取ることで報酬を出すなどの規定を作ることで、社員のモチベーションを上げて資格取得を目指すようにレールを敷きます。

これで社員は勉強に励み、自身の評価を向上させるために努力をします。

個々の能力を上げることにより相乗効果で全体のスキルを上げ、業務に活かすことができれば会社も嬉しいはずですよね。

きんぎょ

まさしくWin-Winの関係を目指すことができます!

その④:評価の指標となる

社員を評価する場合に、例えば昇進の条件として資格取得を設定している企業もあると聞きます。

なぜなら資格取得は目に見えてわかりやすい努力の結果であり、評価するに値すると決めているからです。

仕事の内容で評価してくれと考えますが、資格という肩書きを重視している企業は意外と多いです。

その⑤:継続した自己啓発を促すことができる

基本情報技術者試験は情報処理技術者試験の中でもレベル2の資格です。

さらに上位資格があります。

レベル3

応用情報技術者試験

レベル4

ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
プロジェクトマネージャ試験
ネットワークスペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
ITサービスマネージャ試験
システム監査技術者試験

情報処理技術者試験はレベルを順番に上げて資格取得できるように工夫されています。

そのため基本情報技術者試験に合格したら次は応用情報技術者試験といったように、途切れなく次にステップアップできます。

このように継続して資格試験に挑戦することによって継続的な自己啓発を促し、スキルアップに磨きをかけましょう。

基本情報技術者試験に合格すると何が変わる?

ではこの基本情報技術者になるとどのような良いことがあるのでしょうか。

基本情報技術者試験に合格すると変わること
  1. その①:仕事の指示がわかるようになる
  2. その②:他人からの評価が上がる
  3. その③:合格報酬が出る場合がある
  4. その④:就職・転職に有利

その①:仕事の指示がわかるようになる

先述の通り会話に必要な最低水準の知識が身につくことで意思疎通が取れるようになります。

仕事の指示を正しく理解し作業の方向性にブレが生じなくなります。

例えば先輩からある仕事の指示を出されたとします。

先輩は仕事の指示を出すにあたって、1から10まで説明せずに5から10まで説明しました。

基礎知識が十分にあれば1から5まで理解できる内容であった場合、時間も短縮でき、仕事の正確性も上がります。

基本情報技術者試験で基礎知識を定着させることで本当の意味で会話できるようになるでしょう。

きんぎょ

ITの技術は基礎知識の詰め合わせです!

なので基礎知識から勉強することは理にかなっています!

その②:他人からの評価が上がる

基本情報技術者試験に合格するためには時間をかけて勉強する必要があります。

その中で知識は少しずつ定着していき、徐々にではありますが仕事に生かすことができます。

そのスピードは非常にゆっくりですが、思ったより他人は敏感に察知し「こいつは勉強しているな」と評価します。

試験を受けることを同僚に公表するのもアリですね。

美容師や医者などと違い別に国家資格を取らなくても仕事できます。

にも関わらずあえて資格を取ろうとする姿は評価に値します。

きんぎょ

社会人であれば仕事をしながら資格取得を目指すことになります。

働きながら勉強することは大変なのは明らかですので、努力は必ず認められます!

その③:合格報酬が出る場合がある

これは会社によって違いが出るところですが、資格を取ることによって報酬を出す会社もあります。

一時金が出るだけだったり給料に毎月加算されたりと会社によって違うので確認しておきましょう。

単純ですが報酬目当てで受けるのも十分な理由です。

きんぎょ

学習に本を買ったり、セミナーを受けたりするとお金がかかったと思います。

合格報酬でマイナスをプラスにしましょう!

その④:就職・転職に有利

例えば新卒採用面接の時に履歴書にこの資格の記載があると一目置かれます。

何故なら勉強をした証拠であり一定水準の知識をもっていることの証明になるからです。

転職の際も同様のことが言えます。

しかも情報処理技術者試験は有効期限がありません。

一回試験に合格するだけで一生手元に残ることが強みです。

きんぎょ

CCNAなどのベンダー資格は更新が必要な場合が多いですし、更新の費用もかかってしまいます。

【資格不要論】資格は必要ないという意見について

一定の割合で以下のような否定的意見を持つ人もいます。

資格取っても意味あるの?

資格を取ったら即仕事できるようになるの?

試験勉強する暇があったら仕事したら?

様々な意見はありますが私はそうは思いません。

当然ながら資格を持っていない人がITスキルが一定水準に達したことを証明することはできません。

これは何を意味するかというと、ITスキル向上のために勉強・努力をしていないことの証明です。

自己の能力を自ら進んで向上させることを自己啓発と呼びますが、自己啓発を継続して行える人がプロフェッショナルだと思います。

ましてはIT業界というのは技術進歩が目覚ましく、新しい技術手法が日々登場します。

そのような業界で生き残るためには自己啓発が必要なのです。

資格は自己啓発をしていることの分かり易い証明となります。

仕事の時間ではなく休みを返上して自己啓発に取り組んだ努力の結晶です。

自己啓発をする人の方の努力を私は評価します

まとめ

いかがでしょうか。

会社から基本情報技術者試験を取れと言われるのは理にかなった理由があり、まとめてみました。

基本情報技術者試験が必要とされる理由【5選】
  1. その①:基礎知識を身に付けることができる
  2. その②:IT業界に入るための登竜門というブランドがある
  3. その③:社員のITスキルを一定水準に上げることが目的
  4. その④:評価の指標となる
  5. その⑤:継続した自己啓発を促すことができる

会社目線でも社員に資格を取らせることによるメリットが大きいのです。

社員のスキルを向上させ製品品質を上げたり作業効率を向上させることを期待しているのです。

それはもちろん個人のためでもあり個人のスキルアップが自分の財産になります。これは未来永劫裏切りません。

メリットしかない基本情報技術者試験を受けてみてはいかがでしょうか。

本気で基本情報技術者試験の合格を目指すなら、オンライン資格講座を受けることも考えましょう。

こちらの記事で徹底的に解説していますのでぜひご覧ください!

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基本情報技術者試験の勉強方法についてはこちらにまとめていますので是非ご覧ください。

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  • この記事を書いた人

きんぎょ

零細SIerに就職したがプライム市場のベンチャーに転職した30代男性です。 一児の父となり、家事をしまくっています。 現在運用チームでサーバやインフラ周りに格闘しています。 趣味、資格など一部のカテゴリにハマらず自由に役立つ情報を発信していけたらと思います。

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