あまりこのような人はいないと思いますが、私きんぎょは最終学歴が高卒であり、いきなりIT企業に就職しました。
当時何を思い何を感じたか、右も左もわからなかった視点から書き出そうと思います。
このような方におすすめ- IT企業に入りたての方
- これからIT企業への就職を目指す方
就職した会社について
大変小規模なSIerで設計から開発運用まで行っていました。
まずSIer(エスアイアー)のSIとはSystem Integration(システムインテグレーション)のことを指します。
システムインテグレーションとは、システムの導入をするにあたって設計から運用に至るまで全ての工程を請け負うという意味を持ちます。
そしてSIerとはSIを行う企業、つまりシステムの導入をするにあたって設計から運用に至るまで全ての工程を請け負う企業のことです。
就職した会社では自社製品をいくつか持っており、一部の古いシステムの保守を行っていました。
またSE派遣業務で他社に出向し例えば月40万円の単価で業務を行うなどといった事で収入を得ている企業でした。
私が任せられていた業務
主にシステム保守を行っていました。開発言語はJavaやVBAでした。
正直何も会社に貢献できていない状況でした。高卒1年目なんて会社からしたら投資でしかありません。
会社は色々な経験をさせようと考えた結果、私もプログラマとして派遣されることとなりました。
派遣業務に従事
そこではそこそこ大きなJavaの案件で、商品管理システムの開発現場でした。
既に存在する詳細設計書からプログラミングを行い、単体テスト、結合テストまでを行っていくという内容でした。
私なりに理解して、分からない部分は質問し、ネットで調べて本も購入しました。
ですが分配分を消化できずに単体テストに入る時点で消化率は60%に満たず、毎日深夜2時に帰る日々が続きました。
自分は何をやっているんだろう、何故先輩たちの会話が理解できないんだろうと自分を責め続けました。
なんとか消化し単体テストでもボロボロとバグが見つかり本当に辛かったことを覚えています。
プロパーのレビューが不十分であったという事も炎上の原因の一つです
地獄を経験してからの心境
以降からは考え方が変わりました。
まずは自分に不足していることを整理しました。
自分に足りない事- 土台となる知識が圧倒的に不足している
- 勉強方法が分からない
まずは質問するにしても相手と疎通を取るためには最低限の知識が無いと理解できない。
そして知識を手に入れるために、体系的に勉強できる資格を取ること一番手っ取り早いのではないかと考えました。
資格の種類
体系的に資格を取得できるのは国家資格である情報処理技術者試験が有効と考えます。
情報処理技術者試験は特定の製品に限らず、様々な環境においても必要な知識を身につけることを目的としており、土台となる知識を定着させるにはもってこいの資格です。
代表的な資格- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
IT業界への登竜門と言われる基本情報技術者試験の勉強方法をこちらにまとめています。
まとめ
私は全く知識がない状態でこの業界に入り、土台となる知識の重要性を認識しました。
開発の現場は一人ではなく、コミュニケーションが必須であり、円滑に物事を進めていくためには最低限のIT知識が必要です。
必要な知識習得のためには段階を踏んで体系的に勉強できる情報処理技術者試験を取っていく事で徐々に身につくと考えます。