応用情報技術者試験に挑戦しているけど、午後問題のネットワークが非常に難しい・・・
なんとか攻略する方法はないものか・・・
応用情報技術者試験の合格を目指す方にとって、苦手な分野を攻略することは合格に必要なことです。
応用情報技術者試験の午後問題で点数を稼ぐためには出題される各分野を満遍なく学習する必要がありますが、ネットワークは特に難しいと言われ、おりなかなか攻略できないという方もいることでしょう。
応用情報技術者試験に合格しインフラエンジニアをとして働く筆者が、午後試験のネットワーク分野の攻略方法を考えてみましたのでぜひご覧ください。
応用情報技術者試験の合格を目指す方、ネットワーク分野が苦手と感じている方にとってとても有益な情報になると確信しています。
本記事の内容Contents
応用情報技術者試験のネットワーク分野の問題が難しい理由
応用情報技術者試験のネットワーク問題が難しいのは次の特徴があるからではないかと推測します。
ネットワーク分野は何が出題されるか予想が難しい
IPA公式より閲覧できる試験要綱で、午後問題のネットワーク分野の出題範囲を確認しました。
7 ネットワークに関すること
IPA(情報処理推進機構) - 情報処理技術者試験 試験要綱
ネットワークアーキテクチャ,プロトコル,インターネット,イントラネット,VPN,通信
トラフィック,有線・無線通信 など
簡単に出題範囲を羅列していますが、通信プロトコルやインターネットで使用する暗号化などの技術、無線通信の規格などは膨大に存在します。
膨大な出題範囲の中で試験に出る部分を予想することは難しく、ネットワーク分野で得点を稼ぐのであれば出題範囲を満遍なく学習しておく必要があります。
この範囲の広さがネットワーク問題の難易度を上げている理由の一つです。
他の分野よりは専門性が高い
応用情報技術者試験の上のレベルの試験に、ネットワークスペシャリスト試験やデータベーススペシャリスト試験というものがあります。
応用情報技術者試験はいわば、幅広い範囲の知識を総合的に身につけるためのものです。
ネットワークスペシャリスト試験やデータベーススペシャリスト試験などの高度試験と呼ばれるものは、その分野にとことん特化した試験となっていて合格率も15%前後まで下がるような難関試験です。
ネットワーク分野は技術的な高度試験が設置されている背景にも分かるとおり、専門性が高いということが言えるでしょう。
例えばですが、ITに詳しくない一般の方がネットワーク分野の問題を見ても、まず何を問われているかわからないのではないでしょうか。
逆に午後試験の問2で問われる経営戦略分野については、解答はわからないものの、問題文は理解できるのではないでしょうか。
ネットワークに限らず、データベースや組み込みといった専門性が高い問題については、その分野の学習が必須となるため難易度が高いと言えるでしょう。
応用情報技術者試験のネットワーク分野の攻略方法
それでは応用情報技術者試験のネットワーク分野で得点するためには、具体的にはどのようにしていけば良いでしょうか。
午後問題の問5(ネットワーク分野)の過去問題をひたすら解く
応用情報技術者試験に限らず情報処理技術者試験の基本となる学習方法は、過去問題を解くということです。
これはやってみないと体感できないのですが、過去問題を数多くこなすことで、出題の傾向、問題の問われ方の共通点が見えてきます。
具体的な方法は、過去問道場の午後問題でネットワーク分野だけに絞ってひたすら問題を解いていくことです。
次のように1.試験回を選択のところはデフォルトのままで、2.分野を選択の部分でネットワークだけ選びましょう。
出題開始ボタンを押すと次々に問題が出題されますので解いては、解答を確認ということを繰り返します。
毎回間違えていては意味がありませんので、間違えたところ、わからない部分については徹底的に調べて理解するまで取り組むことが必要です。
過去問道場のユーザ登録をすることでどの分野が苦手なのか、過去解いた成績を閲覧することができるので、そちらもぜひ活用しましょう。
筆者は暇さえあれば午後問題の過去問題を解いていたくらい、合格のためには重要だと感じているのでぜひ取り組んでみてください。
過去問道場は無料で繰り返し問題に取り組んで実力をつけていくことに非常に特化していて、応用情報技術者試験の本番まで活用できる神サイトです!
ネットワーク分野に特化した参考書を購入しておく
過去問題を解いていくなかで、わからない部分に直面したときにインターネットだけの情報では限界がでてきます。
そのため教科書的に使う目的として、一冊参考書籍を購入しておくことをおすすめします。
ネットワーク分野で得点するという観点から、ネットワークに特化した参考書籍がおすすめです。
具体的には次のようなものがあります。
図解入門TCP/IP 仕組み・動作が見てわかる
TCP/IPは現代の通信技術で広く使われている方法です。TCP/IPを学習することでネットワークの知識が深まることは間違いありません。
図解入門とあるように理解しやすいように図がたくさん使用されていますので読みやすいものに仕上がっています。
ネットワーク分野に苦手意識を持っている方はこちらがおすすめです。
令和05年【春期】【秋期】 応用情報技術者 合格教本 (情報処理技術者試験)
応用情報技術者合格教本シリーズは、応用情報技術者試験の総合的な参考書として発売されているものです。
ネットワーク分野に特化しているというわけではありませんが、他分野の学習でも使用できるためコストパフォーマンスが高いです。
応用情報技術者試験に出題される範囲を満遍なく網羅していて、解説も丁寧に書かれているロングセラーシリーズですので安心です。
ネットワークだけでなく他の分野もカバーしたい参考書を求めている方はこちらがおすすめです。
3分間ネットワーク基礎講座
3分間ネットワーク基礎講座は、知る人ぞ知るのですがインターネット上のWEBサイトとして過去存在していて、フラッシュを使用したわかりやすい解説が評判のサイトでした。
その3分間ネットワーク基礎講座が書籍となったものがこちらです。
ネットワークの技術は様々な応用技術がありますが、いずれも基本技術の発展です。基本的な技術や理論をしっかり理解できておけば応用技術の理解度も深まることは間違いありません。
応用情報技術者試験のネットワークでも基礎技術の理解がとても重要になりますので、こちらもネットワークが苦手という方、基礎を固めておきたいという方には特におすすめです。
ネットワークスペシャリスト試験の午後問題にも一度目を通しておく
応用情報技術者試験の上のレベルの試験として高度試験が存在し、種類は複数ありますがその中にネットワークスペシャリスト試験があります。
難易度は非常に高く、問われる問題のレベルも深いものになりますが、一度午後問題に触れておくことをおすすめします。
なぜなら応用情報技術者試験のネットワーク分野をさらに深堀りした問題が出題されるからです。
おそらくわからない通信技術や、プロトコルがたくさん出てきますので、その概要を調べておきましょう。
取り組むことで損はまったくありませんので、試験までに時間がある方はぜひ取り組んでみてください。
まとめ
応用情報技術者試験は魅力のある資格ですが、合格するためには一筋縄ではいきません。
出題範囲の各分野を満遍なく学習する必要があります。
今回フォーカスしたネットワーク分野は特に難しいと言われ、ネットワーク分野で得点を稼げない受験生も多いことでしょう。
その理由は次のようなものが考えられます。
そしてネットワーク分野を攻略するためには次のような対策があります。
以上を意識して学習を進めていくことで確実にネットワーク分野での実力が身につきます。
ぜひ参考にしてみてください。
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