高卒でプログラマやシステムエンジニアなどのITエンジニアになれるか知りたい・・・
就職するにはやっぱり大手がいい・・・
そんな実例や就職する方法を教えてほしい・・・
できる限り早く就職することを目的に、高校卒業時点でITエンジニアになりたい人はこのような悩みが尽きないと思います。
この記事を読むと高卒でも大手企業に就職する方法がわかります。
なぜなら実際に私が高卒でIT業界に入り、今は東証プライム上場企業(旧東証一部)に勤めているからです。
実際に私が高卒でITエンジニアとなった経験から価値のある内容となっていますので、ぜひご覧ください。
本記事の内容- 高卒でITエンジニアになれるのか【大手企業へのチャレンジ】
- 高卒でITエンジニアになることのメリット
- 高卒でITエンジニアになることのデメリット
- 高卒でITエンジニアになるための方法
高卒でITエンジニアになれるのか【大手企業へのチャレンジ】
結論から言いますと、実際に私が現状高卒からIT業界に飛び込んで、実際に大手企業で働いていますので可能です。
以下の理由に基づいて説明します。
高卒でITエンジニアになることができる理由- その①:若い人材を募集している企業は多い
- その②:学歴が重要視されなくなった
- その③:フリーランスという考え方
その①:若い人材を募集している企業は多い
求人サイトなどを見るとIT企業が高卒を募集対象に含ませていることが多いです。
悪く言えば経験がなく即戦力にならない高卒を欲しがる理由はなんでしょうか。
会社で経験を積ませて成長させる
良くも悪くも高卒は何も知らない状態なので、一般常識や仕事内容を一から教えることになります。
働く中で現場を経験させることというのは高卒にとって何もかも初めての経験であり価値があります。
戦力になるまで会社にとっては投資の期間がありますが、じっくり経験させたいという企業は多くなってきていると感じます。
若いうちから経験させることで会社の色に染めたいという考え方ですね!
優秀な人材を早いうちから見つけて確保したい
大卒で就職する場合、面接を経て内定を出した優秀な人材が他の企業に取られてしまう場合も多いです。
就職希望者も複数社に応募していますから、条件の良い企業を選ぶのは当然のことです。
しかし高卒は大手企業から内定が出ると他の企業に流れる心配が少なく、そのまま就職する可能性が高いです。
企業にとっては若い人材を他企業に流出することなく確保できるチャンスなのです。
その②:学歴が重要視されなくなった
社会全体で学歴が重要視されなくなったと感じます。
特にベンチャー企業は学歴関係なく高卒の方が管理職になるケースも多々あります。
実際働いてみるとわかるのですが、仕事できる・できないは学歴って本当に関係ないと感じます。
面接で優秀と思われていた大卒が仕事になると全然だったなんてことはよくあります。
それに圧倒的に社会人になってからの方が長いですから、学歴で実力を測るのはナンセンスです。
ITエンジニアにとって学歴が必要ないことについて記事をまとめていますのでこちらもご覧ください。
-
【噂】ITエンジニアは学歴がいらないのは本当なのか?
ITエンジニアは学歴が問われないだとか、高学歴である必要はないだとか、インターネット上ではそのようなことをよく目にするようになりました。 結論から言うと高卒で現役エンジニアとして活躍している人はいます ...
続きを見る
勉強と仕事はまた違ったベクトルだと思います!
その③:フリーランスという考え方
高卒ですぐにフリーランスになるというのはなかなかハードルが高いと思いますが選択肢としての一つです。
ITの世界は若いうちから独立しやすい環境です。
例えばWebサイトを作る場合、プログラミングやWebデザインなどの技術が必要になりますが、動画サイトやオンラインスクールなどで学ぶことができます。
なぜならこのような業態は現代で需要が高く、情報が多くあるからです。
youtubeなどの無料動画サイトでも、【WEBサイト 作り方】などで検索すると情報が溢れています。
簡単に学習することができ、若いうちからフリーランスという考え方もできる多様的な時代になりました。
高卒でITエンジニアになることのメリット
高卒でITエンジニアになるとどのようなメリットがあるでしょうか。
高卒でIT業界に入った私が実際に肌で感じたことをまとめています。
高卒でITエンジニアになることのメリット- その①:いち早く仕事現場に触れることができる
- その②:机上では学習できない現場で使われる技術を学ぶことができる
- その③:給料を貰いながら最新技術を学べる
- その④:顧客に気に入られる
その①:いち早く仕事現場に触れることができる
やはり大卒や専門卒と比較しても、いち早く仕事現場に参加できるということが最大のメリットです。
実際の現場でお金の流れを意識しながら、先輩たちの姿を見て勉強できます。
学生時代と社会人は全く別物です。空気が違います。
勉強ができるできないは関係がありません。
組織の一員としてITエンジニアは技術でモノを作り、営業はモノを売り企業は利益を出すという世界で働きます。
学生では経験のできない、最速でプロの技術を目のあたりにできることが最大のメリットです。
その②:机上では学習できない現場で使われる技術を学ぶことができる
学生はIT技術を勉強するにしろ机上で学習することが多いですが、就職するとプロの技術を目の前で見ることとなります。
インターネットや書籍で学習するのとは大違いです。
実際に見て触れてそして失敗してみることで記憶に残ります。
ITの技術は目まぐるしく変化します。
例えばデータの保管場所は自社サーバからAWSなどのクラウドストレージになり、仮想化の技術が進歩しました。
プログラミング言語はVBなどの手続き型からJavaなどのオブジェクト指向言語に変わり、現在の流行りはPythonなどの機械学習や自動化などに特化した、ライブラリが充実している言語に移り変わってきました。
このように最新技術が常に変わる業界だからこそ、大手企業で働くというのは最新技術に触れることができる機会が多いのです。
その③:給料を貰いながら最新技術を学べる
大学生や専門学生は学校に通いながらアルバイトをすることが多いと思います。
アルバイトの内容は飲食や小売など様々ですが、ITエンジニアの技術を学ぶことができるアルバイトはありません。
アルバイトと高卒の給料の金額はあまり差がないのかもしれませんが、給料を貰いながら技術を学べるのは一つの魅力です。
その④:顧客に気に入られる
これは毛色が違うメリットですが、主に顧客やベンダー、または関連企業と顔を合わすときに好印象を持たれることが多いです。
若くてフレッシュな人材は企業の印象を良くします。
印象が良いと関わった人の評価が上がり、継続して良好な関係が築ければ将来的にビジネスの話が舞い込んでくる可能性もあります。
逆にいうと嫌われると次がありません。
関係する人と良好な関係を保つというのは思った以上に重要です。
若いうちから現場に出ると副産物的に可愛がられることが多く、うまく利用すると今後に活かすことができます。
高卒でITエンジニアになることのデメリット
高卒で就職するとはやりデメリットも出てきてしまいます。
高卒でITエンジニアになることのデメリット- その①:基礎技術の学習がおろそかになる
- その②:転職に影響が出る可能性がある
その①:基礎技術の学習がおろそかになる
大学生や専門学生はITエンジニアを目指す人は、基礎技術から学習しますが、高卒はいきなり業界に入るため勉強する暇がなく就職します。
つまり社会人になってから基礎技術の学習が始まります。
これは大きなデメリットになります。
実際私も基礎技術を学ぶことが遅く、初めは【これは何をやっているのかがわからない】【先輩方が何を話しているのかがわからない】という状態が長く続きました。
仕事をしていく中で基礎技術を学習していくのは時間も限られてきますし、時間が経つほど現場にアサインされて学習時間がなくなっていきます。
これが基礎技術を学ぶことができない悪循環となります。
このデメリットへの対策としては、国家資格のITパスポートや基本情報技術者試験の勉強をすることです。
私は高卒で入社した会社から転職して大手企業に入りました
転職する前に国家資格に合格して転職を有利に進めました!
国会資格なので段階を踏んでIT技術の学習を進めることができる仕組みが備わっていますので、基礎技術を身につけるのにうってつけの資格です!
関連記事を置いておきますのでぜひご覧ください。
-
【初心者必読】ITパスポートを独学で合格する方法
このような悩みは結構あると思います。私はITパスポートの上位レベルの資格である、基本情報技術者試験と応用情報技術者試験に合格しています。 出題範囲はITパスポートと基本情報技術者試験ではほぼ変わりませ ...
続きを見る
-
【初心者必読】基本情報技術者試験に独学で合格する方法
このような悩みは結構あると思います。私は基本情報技術者試験とその上位資格である応用情報技術者試験に合格しています。 基本情報技術者試験を独学で合格した私が、実際に行った基本情報技術者試験の勉強方法をご ...
続きを見る
その②:転職に影響が出る可能性がある
高卒で就職するということは、多くの場合最終学歴が高卒になってしまうことになります。
現在はあまり学歴社会ではなくなりましたが、最終学歴は転職する際にネックになる場合があります。
私は高卒で小さいIT企業に就職しその後大手企業に転職しました。
その中でIT関連の求人を探しましたが、私の時代は応募条件が大卒以上も少なからずありました。
学歴が応募条件に達しなければ面接もしてもらえませんので、大きなデメリットです。
できるだけ就職に有利な国家資格を取得し、高卒でも技術を持ち合わせているということをアピールしましょう。
高卒でITエンジニアになるための方法
高卒でエンジニアになるメリットやデメリットはわかったけど、具体的にどのようにしてエンジニアになれるんだろう・・・
私の経験などから高卒でITエンジニアになるための方法をまとめました。
高卒でITエンジニアになるための方法- その①:インターネット上の求人サイトからIT企業へ応募する
- その②:学校に求人が来るのでIT企業の募集から応募する
- その③:IT企業に直接コンタクトをとる
その①:インターネット上の求人サイトからIT企業へ応募する
今はインターネットで高卒を応募対象にしている企業を探すことがお手軽な方法です。
おすすめなのはリクルートが運営する就職Shopです。
フリーター、既卒、第二新卒に強い特徴を持っており、未経験で業界に挑戦する方の強い味方です。
こちらに登録すると面接を行い、能力や希望に応じた求人を紹介してくれます。
若くして新しい業界へチャレンジする方の強い味方です。
今やインターネット上で求人を探すことはスタンダードな方法ですね!
その②:学校に求人が来るのでIT企業の募集から応募する
実際私が勤めている会社も、高校へ求人をかけます。
企業が高校へ訪問し教師にこのような人材募集をしていることを伝え、高卒を対象とした求人活動を行います。
企業がピンポイントに新卒を狙ってきているパターンであり、若い優秀な人材を他に取られることなく確保したいという意志が見えます。
面接を経て実際に就職を勝ち取る確率も高いでしょう。
その③:IT企業に直接コンタクトをとる
少しアブノーマルなやり方ですが、企業のWebページのお問い合わせフォームから直接コンタクトを取ってみるという手もあります。
実際私が現在の会社に転職するときに使った方法でもあります。
いろいろな転職サイトに登録しましたが、理想の企業が見つけられず、もう直接連絡してやる!と勇気を出して直接コンタクトをとったところ面接にこぎつけて今があります。
実際にそういったことがあるので、気にせずにコンタクトをとってみてもいいのではないでしょうか。
企業からしてみれば直接応募してくるのが好印象という場合もあると思います。
まとめ
さて、高卒でITエンジニアになる方法についてまとめていきました。
ITエンジニアは高度な技術を必要とし、高卒で就職するのは難しいと感じている方が多数だと思います。
しかしながら実際高卒を募集しているIT企業も多数存在することが、高卒も需要があるということの裏付けです。
高校を卒業してすぐにでもITの現場で働きたい、経験を早く積みたいと考えている人にとって、背中を押す材料になればと思います!