令和6年度秋期の情報処理技術者試験の申し込み期間と試験日程を知りたい・・・
応用情報技術者試験に合格するための具体的なスケジュールも知りたい・・・
このように令和6年度秋期の情報処理技術者試験を受けたいと思っている方にとって、試験日程は抑えておかなければいけません。
試験日程から逆算して、しっかりと試験対策をすることが合格への近道です。
がむしゃらに無計画に勉強しても「今日は何をすればいいんだっけ・・・」という考える時間がもったいないですから、事前にスケジュールを組んでおくことをおすすめします。
筆者もITエンジニアとして働きながら応用情報技術者試験に合格しました。
何度か無計画に学習を進めて不合格になってしまった経緯もあるので、経験から具体的なスケジュールなどをご紹介します。
応用情報技術者試験などの情報処理技術者試験の合格を目指す方にとってとても有益な記事になっていますのでぜひご覧ください。
本記事の内容Contents
令和6年度秋期の試験概要
まず、ITパスポート試験、基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験の分野については、通年でCBT形式(試験センターPCを利用した試験)なので今回の記事とは対象外になります。
試験場所でペーパー試験を受験するのは、応用情報技術者試験、ネットワークスペシャリストなどの高度区分の試験となり、試験概要は次のようになっています。
試験日
令和6年10月13日(日曜日)
試験区分
応用情報技術者試験(AP)
プロジェクトマネージャ試験(PM)
データベーススペシャリスト試験(DB)
エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)
システム監査技術者試験(AU)
情報処理安全確保支援士試験(SC)
受験料
7,500円
情報処理技術者試験は消費税込み。情報処理安全確保支援士試験は非課税。
令和6年度秋期の試験申し込み期間
申し込み受付期間は次のとおりです。
令和6年7月10日(水曜日)~ 7月31日(水曜日)17時
いつものように受付期間が短いので注意しましょう。
今すぐカレンダーなどにタスクを入れておいて、忘れないようにしておきましょう!
令和6年度秋期の試験申し込みの方法
2024年6月時点ではまだ申し込みページが公開されていません。
申し込み期間に入りましたら公開されるので追記します。
令和6年度秋期の具体的な試験対策
情報処理技術者試験を合格するためには、しっかりと学習計画を立てておく必要があります。
計画的に学習を進めていくことで効率的に知識を定着させることができ、最短ルートで合格するための力を身につけることができます。
学習計画を立てる
まずは試験日から逆算して何ヶ月前に何を始めたらいいのか、一例をご紹介します。
試験区分やあなたの現状のスキルによって合格のための学習期間は変わってきますが、基本情報技術者を既に持っているということを前提にします。
基本情報技術者試験に合格したら、推奨されるのは応用情報技術者試験の受験です。
基本情報技術者が応用情報技術者試験の合格レベルに達するには3ヶ月はほしいところで、次のようなスケジュールが理想です。
具体的な進め方を見ていきましょう。
具体的な学習の進め方
3ヶ月前:参考書籍を購入して何度か目を通す
おすすめの参考書は次のとおりです。自分のスキルに合ったものを一冊は購入しておきましょう。
合格教本シリーズ
合格教本シリーズはAmazonなどの通販サイトでも軒並み高評価を得ている、定番の参考書籍です。
その分用語解説のボリュームは多く全800ページに及びます。
教科書的に一冊もっておくのであれば合格教本は非常におすすめできます。
午後問題の重点対策シリーズ
こちらも書店でよく見かける午後問題の重点対策シリーズです。
過去問題に取り組んでいる方はよく実感していると思いますが、応用情報技術者試験合格のためには午後問題を徹底的に対策する必要があります。
重点対策シリーズは午後問題の過去問題の演習を通して、午後問題を解くために必要な着眼点や問題文の読み方を丁寧に解説しているため、自分では気付けなかった問題を解くコツを掴むことができます。
問題を解く側が感じる疑問点をFAQ形式で載せているので、解説を読み込んでいくだけで理解度が高まります。
キタミ式イラストIT塾シリーズ
キタミ式は基本情報技術者試験やITパスポートなど、比較的にIT初学者向け教材ですが、応用情報技術者試験に対応したものもあります。
他の参考書籍と比較してもイラストが多く、内容のわかりやすさではナンバーワンです。
反面全体的にあまり深い部分までは触れないので、他の書籍だったりインターネット上の記事などで補完しなくてはいけないことも出てくるでしょう。
まだまだ合格に距離があると感じている方や、ざっくり用語の概要が知るという使い方をするにはもってこいの一冊です。
コツは一回で完璧に理解しようとせず、全体を何度か読み込むことで徐々に理解するような形が良いです。
過去問題を解く中でわからない箇所を随時調べるのにも最適です
2ヶ月前:過去問道場で午前試験を可能な限り多く解く
応用情報技術者試験の過去問題を解くには、優秀な無料WEBサービスである過去問道場を必ず利用しましょう。
過去問道場は過去問題をテキストからWEBへ展開しているサービスで、WEBブラウザから各問題を解くことができます。
各年度で出題された過去問題はデータベース化しており、何度も繰り返し過去問題に取り組むことができる非常に優秀なサービスです。
午前問題の過去問道場はこちらからどうぞ。
アクセスしたらユーザ登録を必ず行いましょう。ユーザ登録を行うことで、何年のこの問題を解いたという実績を詳細見ることができ、苦手な分野をあぶり出すことができます。
また全体の正解率を把握することができますので、今自分が合格ラインにいるのか、全然学習が足りないのかを客観的に統計として見ることができます。
午前問題の対策
午前問題について、過去問道場での学習を一問でも多く進めましょう。
午前問題は一問が短いので、通勤中、昼休み、寝る前などの空き時間に手軽に利用することができます。
できることなら今までの過去問題の全問を解きましょう。
過去問題を解いていると、例年何度も流用されている問題を見つけることができ、そういった問題は問題文を見なくても選択肢でわかるようになってきます。それくらい大量に解くことをおすすめします。
各分野偏りなく学習し苦手な分野をなくしましょう。そのためには出題形式はランダムで各年度まんべんなく取り組みます。
ちなみに私の過去問題の網羅度のスクリーンショットを取りました。応用情報技術者試験に合格したあとは過去問道場に訪問していないので網羅率は100%ではありませんが、受験したときは100%でした。
結果合格でしたので信頼性があるものと思ってください。
1.5ヶ月前:過去問道場で午後試験を過去5年分を3回解く
情報処理技術者試験は午後問題が肝です。午後問題をしっかりと対策することで相対的に午前問題の知識も定着していきます。
午前問題の過去問演習は早めに切り上げて午後問題の演習に取り組みましょう。
午後問題の過去問道場はこちらからです。
午後問題の対策
午後問題についても、過去問題を解くことは非常に有効です。
過去問道場ですが、以前は午後問題に対応しておらず過去問題のPDFをダウンロードして各年度の成績管理をしていました。
しかし近年、待望の午後問題に対応してくれましたのでぜひ活用しましょう。
活用方法①:ランダムに解きまくる
過去問道場は試験回や分野を選択できますが、複数選択することでその範囲からランダムで一問ずつ出題されます。
このランダム性が過去問道場の真骨頂といって過言ではありません。
ランダムに出題された目の前の問題に取り組むことで、苦手分野にチャレンジするハードルが下がり、総合的に力が伸びていきます。
まずは最近の問題の出題傾向を把握するために、上記画像のように近年5年程度の問題にチャレンジしましょう。
おすすめは近年5年の問題を3回解くことです。学習時間に余裕があればそれより過去の問題も網羅しておくとなお良いです。
活用方法②:苦手な分野を絞る
過去問題を解いていくなかで、分野ごとの成績から苦手な分野が見えてきます。
その分野に絞って徹底的に過去問題の演習を行いましょう。
基本的なところですが間違えた問題は、どうしたらこの答えになるのかを納得するまで調べます。
このように複数の試験回にまたがって、特定の分野だけを学習できるのは問題の傾向もつかみやすくなってとても効果的です。
活用方法③:必ず時間を測って解く
午後問題は時間との勝負ですので、過去問題を解く際には必ず時間を測りましょう。
午後問題の過去問道場では、問題を解き始めると右上に残り時間が表示されます。
1問を解く目安となる30分のカウントが開始されるので、この時間内に解き終えるように毎回意識しましょう。
なお、以上の内容については次の記事で詳しく解説しています。
応用情報技術者試験の攻略方法をまとめていますのでぜひご覧ください。
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まとめ
令和6年度秋期の情報処理技術者試験の日程と、応用情報技術者試験を例にした学習方針についてまとめました。
この秋に合格を目指す方にとって有益な情報となったかと思います。
今から学習を開始し、合格を勝ち取りましょう!