基本情報技術者試験って昔からあるから今取っても時代遅れなんじゃないか？
だったら別に取らなくてもいいか・・・
という考えをお持ちの方に向けた記事です。
基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門という位置づけで、ITエンジニアなら持っておくべき資格として昔から知られています。
そして今でも基本情報技術者試験を持った人材は、IT企業にとって重宝されています。
情報技術は急速に進化し、新しい技術がどんどん生まれています。
その中でも優れた技術やトレンドなものが身の回りに活用されるわけです。
結論から言いますが、このような背景の中、国家試験である基本情報技術者試験がトレンドの技術に対応しないわけがないのです。
この記事を読むとなぜ今でも基本情報技術者試験を持った人材が重宝されているのか、なぜ時代遅れではないのかがわかります。
詳しくみていきましょう。
本記事の内容Contents
基本情報技術者試験が重宝される理由
今でもIT企業に就職すると、まず基本情報技術者試験を取るように言われることが多いです。
そして新卒で基本情報技術者試験を持っていれば就職に有利に働きます。
基本情報技術者試験がなぜ必要とされているのか、基本情報技術者試験を持った人材が重宝されている理由を次の記事でまとめていますのでぜひご覧ください。
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【意味ない？】なぜ会社は基本情報技術者試験を取れと言うのか
IT業界に入ると99%言われる言葉です。 基本情報技術者試験は試験制度ができた当初から、このようなことは言われ続けており、IT系の資格試験としては知名度も抜群です。 実際に就職や転職などでも基本情報技 ...
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基本情報技術者試験が時代遅れでない根拠
基本情報技術者試験はIT国家資格である情報処理技術者試験の一部です。
情報処理技術者試験はIPA（情報処理推進機構）という公的機関が主体となって運営されているので、しっかりとした体制のもと問題が作られています。
問題を作成する側の視点に立って考えてみましょう！
情報処理技術者試験委員会の構成は公表されている
こちらのIPA公式サイトのページに情報処理技術者試験委員会の構成が公表されています。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_12sosiki/iinkai_kousei.html
情報処理技術者試験委員会はまさしく試験を作ったり選定したりと、受験者にとっては注目すべき組織です。
さらに注目していただきたいのは委員名簿と委員の内訳が公表されている点です。
問題を作っている方々が公表されていて、その方々がどんな業種、職種に就かれているか内訳まで知ることができます。
え、実際に企業で働いている方が問題を作っているの！？
と驚いた方もいるのではないでしょうか？
しかも委員会の人員は定期的に募集しているのです。
実際に第一線でITの現場に出ている方々が400人規模で問題を作っていて、この技術は盛り込むべきか・・・？と日々検討しているのです。
そのため試験内容は現在のトレンドに沿ったものになり、必然的に基本情報技術者試験の合格者はトレンドの技術を持った人材となることが期待されています。
シラバスが定期的に見直されている
シラバスとは、試験における知識・技能の細目のことです。
基本情報技術者試験において、どのような知識や技能が必要かということをまとめたもので、こちらのリンクから確認することができます。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_hanni_skill.html#syllabus
試験制度が見直されるとこのシラバスが更新されていきます。
このように試験制度は現在最新の技術に対応するように定期的に更新されていることがわかると思います。
このことからも基本情報技術者試験の合格者には新しい技術を理解した人材であることを期待しているということがうかがわれます。
新しい技術は古い技術の応用である
少し技術の話をします。
新しい技術は古い技術の応用なので、昔からある技術を学ぶことは基礎を固めることことになります。
基本情報技術者試験のシラバスの初めの方に載っている２進数や基数変換といったものは、本当に基礎の基礎です。
PCは1ビットの0と1の組み合わせで動くので、それを表現する２進数は理解しなくては先に進めないのです。
技術がいくら進歩しようとこの事実は今後変わりません。
基本情報技術者試験では比較的IT初心者が受ける試験なので、制度が見直されても未だに基礎の基礎が問われます。
それだけ基礎ができていないと技術を応用したものの根底が理解できないからです。
基本情報技術者試験で古い技術が問われたとしても、別に時代遅れではなく技術の根底を理解するのに必要だからです。
基本情報技術者試験が時代遅れではないことがおわかりいただけましたか？
まとめ
今、基礎技術をそこまで知らなくても、システム開発のフレームワークが充実して簡単にWEBページを立ち上げることができます。
しかしそれは基礎技術を学ばなくて良い根拠にはなりませんし、学んでおいたほうが絶対に良いことは間違いありません。
基本情報技術者試験が時代遅れという声をインターネット上でも目にすることがありました。
問題が作られる過程を想像してみてください。
現代のIT社会を支える人材を作るという目的で試験問題はトレンドに沿ったものが作られています。
基本情報技術者試験は時代遅れだから受けても意味ないや・・・
と考えていた人にとって、意味のある試験として認識してもらえたらと思い記事を書きました。
努力して自己啓発される方々を応援しています！
