ITエンジニアは高学歴である必要がないというのは本当だろうか・・・
実際に高学歴でない人で活躍している人がいるか信じがたい・・・
学歴がなくても周りから評価されるにはどうしたらいいだろうか・・・
ITエンジニアは学歴が問われないだとか、高学歴である必要はないだとか、インターネット上ではそのようなことをよく目にするようになりました。
結論から言うと高卒で現役エンジニアとして活躍している人はいますし、学歴は関係ありません。何なら筆者がいい事例です。
高卒で上場企業のインフラエンジニアとして働く筆者の経験からその理由についてまとめています。
この記事は進路に悩む学生や、学歴にコンプレックスがあってIT業界への転職を考えている方に読んでいただきたい内容となっています。
ぜひ参考にしてください!
- 高卒インフラエンジニアが生まれるまでの過程
- ITエンジニアが高学歴でなくてもいい理由
- 高学歴でなくてもエンジニアとして評価されるにはどうしたらいいか
Contents
高卒インフラエンジニアが生まれるまでの過程
筆者は高卒でIT業界へ進み経験を積んで転職をし、インフラエンジニアとして上場企業で働いています。
参考までに次のように過程をまとめました。
- 商業高校へ進み就職の時期を迎える
- 地元のIT企業の募集を見つけて応募する
- ゆるい面接に合格して18歳からエンジニア人生開始
- SEとして自社システムの改修や新規開発を担当
- 一時期はSE派遣業務で客先に常駐する
- 基本情報技術者試験などの資格を取得し知識を貯める
- 収入が低いので経験と資格を活かして転職活動
- 上場企業へ転職できインフラエンジニアとして働く
- 年収は倍増
あまり普通の人が選択しないような経験をしてきました。
だからこそ他の人には見えない部分も見てきたと思っています。
そんな経験からITエンジニアが学歴に左右されない理由も見えてきた気がします。
ITエンジニアが高学歴でなくてもいい理由
本題に入ってITエンジニアが高学歴でなくてもいいと考える理由についてまとめていきます。
次の3つについて詳しく見ていきましょう。
- その①:社会人になれば学歴は飾りである
- その②:評価が実力主義・成果主義だから
- その③:周りの人は他人のことなど気にも留めていない
- その④:エンジニアに必要な知識は資格学習で手に入れることができる
その①:社会人になれば学歴は飾りである
ITエンジニアだけでなく全ての社会人にとって、働く上で学歴は関係がないと考えている人は多いのではないでしょうか。
なぜなら実際働く上で有名大学を出た人が仕事になると全くダメだったり、逆に高卒の人がバリバリ仕事がこなせる人だったりすることがザラにあるからです。
いいですか?勉強と仕事は全くの別物で、仕事上の本人の適性や仕事に対する考え方や情熱などで、仕事パフォーマンスが変わります。
これは社会に出ると本当に肌で感じます。
イメージ的には人に学歴を書いたカードががぶら下がっているという感じでしょうか。本当に学歴は飾りです。
高学歴でない方は必要以上にコンプレックスを抱く必要なんてありません。
その②:評価が実力主義・成果主義だから
エンジニアにとって与えられた仕事、やらなくてはならない目の前の仕事を一定以上のクオリティで終わらせることができるかということが、周囲からの評価に繋がります。
これは学歴なんてものは1ミリも関係ないことがわかると思います。
その③:周りの人は他人のことなど気にも留めていない
社会に出ると思いの外仕事上で周囲との関わりが薄いことに気づきます。
そして自分も「あの人の出身がどこだ」とか「あのひとの大学がどこ」だとか意識していないことにも気づくと思います。
同じように他人にとってあなたの学歴なんて日常でほとんど意識されることはありません。
高卒が休憩スペースを利用していてすみません・・・
なんて考える暇があったら帰ったあとの晩御飯でも考えた方がよっぽど有意義です。
その④:エンジニアに必要な知識は資格学習で手に入れることができる
ITエンジニアといっても色々な役割があります。
筆者はインフラエンジニアなのでネットワークの知識やネットワーク機器のコマンドなどの知識が必要になります。
システムエンジニアはプログラミングやアルゴリズムの知識、システム設計の知識が必要になります。
このような知識は別に大学のときに限り手に入る知識ではりませんよね?
情報処理技術者試験などの資格試験やCCNAなどのメーカーの資格など、その役割に必要な知識を学習することができる資格がありますので必要な知識は必要なときに取得しても遅くありません。
別に高学歴でなくても就職してから居場所に合わせて適応していけばいいのです。
このようにエンジニアは専門職ゆえに高学歴でなくても通用するのです。
自分の専門とする知識をとことん突き詰めれば自然に成果がついてきますよ!
高学歴でなくてもエンジニアとして評価されるにはどうしたらいいか
それではITエンジニアとして評価されるには具体的にどのようなことを意識すればいいでしょうか?
実際に高学歴でなくても優秀なエンジニアはたくさんいて、いままで筆者が見てきたそのような方々は次のような特徴がありました。
- その①:資格を取って専門的な業務知識を身につける
- その②:わからないことを納得するまで調べる・人に聞くスキルを身につける
- その③:時間を無駄にしない
その①:資格を取って業務知識を身につける
優秀な人材は担当する業務に対する圧倒的な深い知識を持っています。
知識は仕事の戦闘力であり、専門的な知識はやはり資格学習で手に入れることが手っ取り早いです。
資格試験に合格するという明確な目標があったほうがモチベーションも維持できますし、何より合格という成功体験が人を成長させます。
資格はその人のスキルを証明し、他人から評価される材料の一つとなります。
その②:わからないことを納得するまで調べる・人に聞くスキルを身につける
仕事をする上でわからないことに直面することは少なくないでしょう。
優秀なエンジニアはわからないことをそのまま放置したり、後回しにしたりしません。
納得いくまでとことん調べ上げ、その上で自分で噛み砕いてしっかりと理解して次のステップへ進みます。
わからないことを解決するためにはインターネットでの検索、社内資料の確認などありますが、その中でも特に重要なのが人に聞くスキルです。
人に聞くスキルというのは、わからないことを質問する前の段階で良好な関係を築いているということも含まれます。
いくらコミュニケーションスキルがあるといっても初対面の別部署の人に、いきなり質問を問いかけるというのはなかなかハードルが高いものです。
その前に色々な部署とコミュニケーションをとっておき、いざ助けてほしいときに頼れる存在を作っておくことや、逆に借りを作っておくことが重要です。
最後に助けてくれるのは人だとそう考えておきましょう。
その③:時間を無駄にしない
全てのことに言えることですが、特に優秀な人材は時間を無駄にすることがありません。
業務をスムーズによどみなくこなす人というのは、頭の中でマルチタスクを行い同時並行で物事を順序立てて考えます。
具体的には処理しなくてはいけない仕事の優先順位をはっきりと付けてから仕事に取り掛かります。
横から割り込みの仕事が入っても、期日や難易度などを考えて優先順位を決めます。
これは簡単そうに見えて難しいことです。どうしても急に割り込んだ仕事は優先的に処理したくなりますからね。
このように優先順位をはっきりと付けるということは、限りある時間の無駄をなくします。
意識しなければ身につかないことばかりですが、優秀なエンジニアになるには必要なことです!
まとめ
いかがでしょうか。
ITエンジニアが高学歴でなくてもいい理由についてまとめていきました。
ITエンジニアが高学歴でなくてもいい理由- その①:社会人になれば学歴は飾りである
- その②:評価が実力主義・成果主義だから
- その③:周りの人は他人のことなど気にも留めていない
- その④:エンジニアに必要な知識は資格学習で手に入れることができる
そして評される人材になるには具体的にどうしたらいいかをまとめました。
高学歴でなくてもエンジニアとして評価される方法- その①:資格を取って専門的な業務知識を身につける
- その②:わからないことを納得するまで調べる・人に聞くスキルを身につける
- その③:時間を無駄にしない
いずれも当たり前のことを言っているようでなかなか実行が難しいものです。
学歴が低いというのはアドバンテージではありますが、一度就職してしまえば全く関係なくなるといっていいでしょう。
エンジニアとして自分の置かれた立場や得意分野とことん突き詰めることで、自然に評価されるようになって優秀なエンジニアになれます。
それに学歴は関係はありません。
高学歴でなくても、高学歴であっても同じステージである以上、専門知識を深めて業務で成果を上げた方が評価される世界です。
このようなことを意識してコンプレックスを吹き飛ばしましょう!