基本情報技術者試験はCBTという方式で行われるようだがどんなもの?
本番でいきなりだとドキドキするので、詳しく解説してほしい・・・
疑似的にCBT方式を体感できる方法があれば合格に近づけるかも・・・
基本情報技術者試験は新型コロナウイルスの流行を受けCBTという方式に変わりました。
それまでは応用情報技術者試験、ネットワークスペシャリストなどの高度試験と同様に、解答用紙にマークシートで解答する方式でした。
CBT方式の概要と特徴に加えて、擬似的にCBTを体感できる方法について解説します。
この記事を読むとCBT方式を理解でき、試験本番で本来の力が発揮できるのではないしょうか。
本記事の内容Contents
基本情報技術者試験が実施されるCBTという方式とは?
それでは実際CBT試験とは何なのでしょうか?
- 基本情報技術者試験のCBT試験の概要
- 基本情報技術者試験のCBT試験の特徴
- IBTとは?
基本情報技術者試験のCBT試験の概要
CBTはPC(パソコン)を使用した試験です。
CBTとは「Computer Based Testing」の略称で、コンピュータを使った試験方式のことです。
受験者は全国300箇所に点在するテストセンターで受験します。
一般的にCBT方式は一年中いつでも受験可能というメリットがありますが、基本情報技術者試験は2022年時点では上期・下期と試験を受けられる期間が限定されています。
なんだ、いつでも受けられるわけじゃないのか・・・
と思った方に朗報です。
2023年4月以降は基本情報技術者試験は通年試験となり、いつでも受けることができるようになります。
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基本情報技術者試験のCBT試験の特徴
CBTはテストセンターで受けることになるため、前のように一斉に受験者が一箇所に集まるリスクを回避でき、今の時代に合った方式と言えます。
テストセンターでは持ち物が制限されるためカンニングなどを排除でき、試験の公平性も保たれます。
先述の通り2023年4月以降は1年中受験可能となるので、さらに利便性が上がります。
まとめると受験者にとって次のようなメリットがあると言えます。
CBT試験のメリット- 公平性が保たれる
- 受験者を分散することができる
- 受験者の利便性が上がる
IBTとは?
情報処理技術者試験を運営するIPAはCBTとは別にIBT方式での受験の実証実験を始めていることをご存知でしょうか?
IBTとは「Internet Based Testing」の略称で、受験者所有のコンピュータを使った試験方式のことです。
IBTの実証実験の概要や課題については、こちらの記事でまとめていますのでぜひご覧ください。
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簡単に説明すると、基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験を対象に、IBTでの受験者を募集しています。
終了後にアンケートを取り、IBT方式での試験の課題を見つけることが目的です。
現在は試験段階ですが、いずれ基本情報技術者試験や情報セキュリティマネジメント試験だけではなく、その上位の試験もIBTに変化していくのではないでしょうか。
今の時代の流れに則した、人が一箇所に集中しない合理的な方法ですが、その分課題も多いです!
CBTを体感できる方法とは?【CBTに不安な方は必読!】
ぶっつけ本番でCBT方式の試験に直面すると、画面構成や操作に慣れずに戸惑ってしまって本来の力が発揮できない、ということも残念ながらあります。
試験前にはできるだけそういった試験の内容以外の心配事を排除して臨みたいものですよね。
そんな方に必読のCBT方式を体験できる方法があります。
CBTを体験できる方法2選ITパスポート試験のCBT疑似体験ソフトウェア
基本情報技術者試験のひとつ下のレベルにはなりますが、ITパスポート試験の公式サイトからCBT疑似体験ソフトウェアをダウンロードすることができます。
ITパスポート試験と基本情報技術者試験の問われる問題のレベルは違うものの、試験範囲は似ているので本番のCBT試験の雰囲気を体感できます。
オンライン講座スタディングの基本情報技術者コースの受講
オンライン講座スタディングは情報処理系の資格だけではなく、様々な資格取得のコースがあり多くの受講者を抱える急成長中のスクールです。
基本情報技術者コースでは合格のための優れたツールが揃っており、合格するための道筋を示してくれます。
その中でも、試験本番の直前にすることを推奨されている、直前対策模試は限りなく本番のCBT試験に近い状態で問題を解くことが可能です。
それだけでなく通勤などのスキマ時間を有効活用する動画コンテンツやWEBテキストなども充実していますので、スタディングを受講するとさらに合格する力を付けることができます。
ぜひこちらの記事にまとめているので無料体験から初めてみてください。
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今後も試験方式が変わってくる?
基本情報技術者試験の試験方式として、PCを使用して受験するCBT方式の試験と、自宅での受験となるIBTの実証実験をしていることについてご紹介しました。
基本情報技術者試験は新型コロナウイルスが流行する前は、PBT方式(Paper Based Testing)というのマークシートに鉛筆でマークする方式でした。
試験の開催は年2回で、基本情報技術者試験は受験者も多く、受験者が一気に試験会場に集合してしまうため感染リスクがありましたが、CBT方式となってこのリスクが軽減されました。
そしてIBTの実証実験が進められていることから、将来的にはIBT方式での受験に置き換わるのではないでしょうか。
正式にIBT方式の試験が採用されたら、利便性が飛躍的に上がるので受験までのハードルが下がり受験者数の向上が期待できます。
基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門と言われていますので、ITの人材が育つ土台が固められていくことは喜ばしいことです。
まとめ
基本情報技術者試験の受験方式であるCBTについてまとめました。
CBTとは「Computer Based Testing」の略称で、コンピュータを使った試験方式のことを指し、次のようなメリットがあります。
- 公平性が保たれる
- 受験者を分散することができる
- 受験者の利便性が上がる
そしていきなり本番でCBT方式に対応することは難しいので、CBT試験を疑似体験できるツールをご紹介しました。
基本情報技術者試験はITの土台となる知識を広く学習することができる非常に有用な試験です。
CBT方式や将来的に採用を期待されるIBT方式で、受験のハードルが下がってさらに受験しやすくなるのではないでしょうか。
試験前にはご紹介した疑似体験できるツールをぜひ活用していただき、本来の力が出し切れるように祈っています。