応用情報技術者試験はどんな試験だろうか・・・
独学で合格は可能なのかな・・・
できるだけ勉強時間を短縮したいけど可能だろうか・・・
このような悩みは結構あると思います。私は応用情報技術者試験に合格しています。
応用情報技術者試験を独学で合格した私が、実際に行った応用情報技術者試験の勉強方法をご紹介します!
この記事を読むことで短期間での合格に一段と近づくと思いますので、是非参考にしてみてください!
本記事の内容応用情報技術者試験とは?
応用情報技術者試験とはどのような試験でしょうか。試験概要を簡単にまとめてみました。
概要は既に分かっているよという方は「応用情報技術者試験を独学で合格できる理由【5つの理由】」からどうぞ!
まずは、応用情報技術者試験の概要を下表にまとめてみました。
合格率 | 23.0% (令和3年度秋期) |
平均勉強時間 | 約3〜6ヶ月 |
受験日 | 4月(春期)、10(秋期) |
受験料 | \7,500- (税込) |
試験方式 | 筆記 |
合格点 | 午前:60点/100点満点 午後:60点/100点満点 |
試験時間 | 午前:150分 午後:150分 |
出題数 | 午前:80問 午後:11問中5問を解答 |
出題形式 | 午前:四肢択一式 午後:記述式 |
合格率ですが例年20%前後となっており、一定で推移しているので今後も大きな合格率の変動はないでしょう。
合格率は20%前後ですが、基本情報技術者試験に合格済みの受験生が多く、難易度は相対的に高くなっています。
十分に難関の試験であると言えるでしょう。
また、応用情報技術者試験では受験対象を以下のように定義しています。
ITエンジニアとしてのレベルアップを図るには、応用情報技術者試験がお勧めです。技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が身に付き、システム開発、IT基盤構築などの局面で、高いパフォーマンスを発揮することができます。
応用情報技術者試験 情報処理推進機構
ある程度ITエンジニアとして経験を積んで、更なるステップアップを目指す方向けの資格です。
以上が簡単な概要となります。
応用情報技術者試験に独学で合格できる理由【5つの理由】
私は独学で応用情報技術者試験に合格しました。
その経験から十分に独学で合格可能と思いました。
応用情報技術者試験を独学で合格できる理由【5つの理由】- その①:基本情報技術者試験の知識がそのまま活用できる
- その②:過去問題からそのまま引用されて出題されることがある
- その③:過去問題を解くことで出題傾向がわかる
- その④:分からない箇所でも情報が溢れているので詰みにくい
- その⑤:無料または格安で利用できるオンライン学習サイトで体系的に学習できる
この理由について一つ一つ見ていきます!
その①:基本情報技術者試験の知識がそのまま活用できる
基本情報技術者試験はIT系国家資格である情報処理技術者試験の中でレベル2に設定されており、応用情報技術者試験はレベル3で基本情報技術者試験の上位資格になります。
問題の出題分野の範囲は、基本情報技術者試験とほぼ同じですが、問われる問題のレベルが一段階専門的なものになるのでそれなりの学習が必要です。
それでも基本情報技術者試験に合格できる実力を持っている方であれば、その土台の知識を活用して十分に独学での合格が可能です。
そして勉強方法が基本情報技術者試験とほとんど変わりません。
基本情報技術者試験に合格したら、そのままの勢いで応用情報技術者試験にもチャレンジした方が合格しやすいと思います!
基本情報技術者試験の概要とおすすめの勉強方法については以下の記事でまとめていますのでご覧ください。
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【初心者必読】基本情報技術者試験に独学で合格する方法
このような悩みは結構あると思います。私は基本情報技術者試験とその上位資格である応用情報技術者試験に合格しています。 基本情報技術者試験を独学で合格した私が、実際に行った基本情報技術者試験の勉強方法をご ...
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その②:過去問題からそのまま引用されて出題されることがある
応用情報技術者試験は過去問題の流用があり、試験回によって変化がありますが約40〜50%の割合で過去問題と同じ問題が出題されます。
応用情報技術者試験のような国家試験は合格率を一定に保ちたいと考えています。
なぜなら以下のケースのように不公平感が出てしまうことを回避したいからです。
去年の試験は合格率は高かったけど今回は難しかった・・・
去年受けていれば受かっていたのにな・・・
次受ける受験料がもったいないな・・・
また全く同じ試験ではないものの、以前出題された問題と似たような問題が出されることがあります。
これについてはその③に関連します。
その③:過去問題を解くことで出題傾向がわかる
過去問題は当たり前ですが過去に試験本番で出題された問題そのものです。
過去問題を繰り返し解くことで、「大体こんなことを聞かれるんだな」とか「この用語は過去に出題されたよね」とかある程度傾向が見えてきます。
例えばIPアドレスやサブネットマスクの計算などはよく出題される問題です。
このように同じパターンの問いが多いので、ある技術を学習し過去問題を繰り返し解くことで似たような問題が出題された場合に対応することができます。
過去問題の重要性が見えてきましたね!
その④:分からない箇所でも情報が溢れているので詰みにくい
過去問題を解いていてわからない用語や技術が必ず出てきます。
応用情報技術者試験はITエンジニアが受けることを想定した試験ですが、問われる用語は基本情報技術者試験とほぼ変わりません。
国家資格であるため知名度もあり人気の資格です。
そのためインターネット上で検索をすると情報がすぐに出てきますし、多くの教本が発売されています。
近くの書店でも販売していますし、Amazonや楽天などでもたくさんありますので、情報が多く分からない部分はある程度解決できるでしょう。
おすすめはこの辺ですね。
合格教本シリーズは出題範囲を網羅しており、この本が一冊あればわからない用語などはすぐに確認することができます。
評判もよくAmazonでベストセラーとなっています。
こちらは午後試験に特化した教本です。
応用情報技術者試験の午後試験は本当に一筋縄では突破できません。勉強も午後試験を集中的に行うことになります。
このような本が一冊あれば後程紹介する勉強方法にさらにプラスし、知識が深まると思います。
わからない箇所については、インターネットで調べたり本で補完すると知識が定着しやすいです。
一冊は教科書的な書籍を持っておいた方がいいと思います!
その⑤:無料または格安で利用できるオンライン学習サイトで体系的に学習できる
学習を進めるにあたって、オンライン学習サイトを利用することも検討に入れた方がいいです。
応用情報技術者試験は以下のようなインターネット上の学習サイトが充実しており、利用しない選択肢はありません。
おすすめのオンライン学習サイトこれらのサイトは優秀なものばかりです。
応用情報技術者過去問道場
応用情報技術者過去問道場は、管理人様が過去問題をテキストからシステムに問題を全てデータベースに登録し、問題の解説までしてくれている大変素晴らしいサイトです。
そして過去問題をランダムに出題したり、カテゴリごとに出題したり、過去間違えた問題を復習したりと無料ながら機能が豊富すぎて神です。
管理人様のTwitterでは以下のような発信がありました。
無料で全てを公開してサービスとして成立させ、解説まで行うというすごい方です。
オンライン資格講座【スタディング】
オンラインで学習できるものの中にはオンライン資格講座【スタディング】のような、体系的に学習できるものもあります。
独学だけれども学習の方向性を示してほしい、先導してほしいという方にはこちらが最適です。
公式サイトでは以下のような声が上がっています。
公式サイトでは実際にスタディングを受講し、見事合格した方のインタビューがあります。スタディングの講座がどのようにして役立ったか詳しく解説していますのでご覧ください。
動画コンテンツでスマホでの学習もできますし、通勤通学などのスキマ時間で少しずつでも進めていけるということも高評価です!
私自身も試してみたのですが、初心者にわかりやすいような説明と、問題を繰り返し解くことで知識として定着していくという感覚を体感しました!
応用情報技術者試験合格コースでは基本講座を見て知識を蓄えていくインプット学習、問題集を繰り返し解くアウトプット学習を反復することを推奨しています。
まずは無料体験から始めることができるので、どんなカリキュラムがあるか体感してはいかがでしょうか?
知識のインプットとアウトプットをバランスよく行うことが合格への近道です!
「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
こちらのサイトは、IT関連の用語を1万件以上解説しているサイトです。
特徴としては、IT用語は完璧に解説すると難しい部分も出てきてしまうため、表面的な部分をわかりやすく解説してくれているという、初心者に大変優しいサイトです。
用語がわからなくて他の解説を調べたけど、このサイトの解説であれば理解できたということがありました。
それくらいIT用語に対して簡潔に説明してくれているのが、その名の通り「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典です。
応用情報技術者試験に必要な知識はここだけの情報では足りませんので、困ったときに概要だけ理解するような使い方になります。
応用情報技術者試験に独学で合格できる勉強法
以上を踏まえて学習計画を立てましょう。
合格へのスケジュール- STEP1:応用情報技術者試験の申し込みをする
- STEP2:オンライン学習サイトの学習準備をする
- STEP3:午前試験3割、午後試験7割の配分で学習を進める
- STEP4:オンライン資格講座【スタディング】の直前対策模試を解く
- STEP5:試験本番に臨む
各ステップごとのポイントをまとめました。
STEP1:応用情報技術者試験試験の申し込みをする
初めのステップですがいきなり試験申し込みをしてしまいましょう。
学習を終えてから申し込みをすることと、申し込みをしてから学習を進めることは、モチベーションが全く違ってきます。
人間自分に甘い生き物ですから、学習のゴール地点である試験本番の日を決定することで背水の陣となり、学習効率が上がると考えます。
STEP2:オンライン学習サイトの学習準備をする
応用情報技術者過去問道場にはログイン機能がありユーザ登録を行うことで回答の履歴を残すことができます。
間違えた問題の復習に使ったり、苦手な分野を把握したりと活用しない手はありませんので、迷わず登録しましょう。
そして、オンライン資格講座【スタディング】の準備を進めましょう。
スタディングは今資格取得のオンライン学習サイトの中でも話題となっているサイトです。
スタディングが選ばれる理由- 通勤通学でのスキマ時間で学習を進めることができる
- 低価格を実現し登録会員数14万人を超えるなど急成長中
- 脳科学に基づき暗記を補助する便利なツールや記憶が消えないうちに定着を促進する問題練習機能も充実している
このように実績があるオンライン学習サイトとなっていますので、こちらも活用しない手はありません。
まずは無料体験から始めることができるので、どんなカリキュラムがあるか体感してはいかがでしょうか?
短期間で合格したいなら尚更活用しない手はありません!
STEP3:午前試験3割、午後試験7割の配分で学習を進める
それでは具体的な学習方法を解説しますが、予め言っておきたいのが圧倒的に午後問題の方が難しいということです。
午前問題ももちろん対策しておく必要がありますが、重点的に学習するのは午後問題です。これを念頭に入れておいてください。
午前問題の学習の進め方
午前問題については応用情報技術者過去問道場で過去問題を解きまくって頭に叩き込みます。
過去問題の出題割合に例年5割程度は流用されています。
これは解答する四択の選択肢の並びも流用されるので、極端な話問題文を確認せずとも選択肢だけで正解がわかったりします。
それだけ過去問題をしっかり解いておけば、残りの新規問題を1割正解するだけで午前問題を突破できます。
過去問題を解く中で間違えた問題については、インターネットで用語を調べたり、購入した書籍を活用したり理解する努力をしましょう。
用語を一発で覚えようとしてもしなくてもいいです!
繰り返し同じ用語に触れることで自然に覚えていきます!
私が応用情報に合格したのは令和2年でしたが、当時は過去問道場の網羅率が100%でした。
ここまでやり込めば正直午前問題は余裕だと思います。
6割点数を取れたら良いので正直ここまでやり込む必要はないです。
午前問題をある程度解けるようになってきたら早めに切り上げて、鬼門である午後問題に進みましょう。
午後問題の学習の進め方
応用情報技術者試験の午後問題は、解答が選択肢から選ぶものもありますが、何文字以内で文章を書く記述式の問題も多くあります。
それだけ問題のレベルが高く、応用情報技術者試験の合否は午後問題をいかに効率的に学習するかにかかっています。
効率的に知識の定着を目指すにはインプットとアウトプットのバランスが重要です。
インプットにはオンライン資格講座【スタディング】を活用することをオススメします。
まずは動画やテキストで知識を頭に入れていき、合わせて問題集を解きます。カリキュラム通りに行えば順調に知識として定着していくと思います。
スタディングのいいところはスキマ時間を活用してスマホからでも学習ができることです!
移動やちょっとした空き時間を活用できます!
アウトプットですが午後問題についても過去問題を解くことが重要です。
午前問題のように過去問題がそのまま出題されることはありませんが傾向は掴むことができます。
午後問題の過去問題も応用情報技術者過去問道場を活用します。午後問題版もあります。
私が受けたときには過去問道場に午後版がありませんでしたので、iPadに過去問題を取り込んでPDFに書き込んで勉強していました!
また午後問題は11問中5問を選択する必要があり、どの問題を選択するかが非常に重要です。
過去問題を解く中でネットワークが得意ならネットワークを選択する、データベースが得意ならデータベースを選択するなど、得意分野を見つけておきましょう。
試験回によって分野によって難易度が違うので、全ての選択問題に慣れておくのが一番良いです。
しかし時間も限られているので、当日選択する分野は予め決めておいた方がいいと思います!
また、午後問題の演習を行うときには、1問につき30分の時間制限を必ず守って解いてください。
午後問題はとにかく時間がありません。時間に追われる感覚に慣れておきましょう。
過去問題を解いたら採点を行い、間違えたところがなぜそうなるのかを納得いくまで徹底的に検証してください。
以上を繰り返すことで着実に午後試験の得点力を上げることができます!
STEP4:オンライン資格講座【スタディング】の直前対策模試を解く
試験直前になったらオンライン資格講座【スタディング】の直前対策模試を解きましょう。
応用情報技術者試験の試験は問題と解答用紙が配られて、解答用紙に解答していく従来の方式です。
同じようにPDFを印刷し時間を計りながら本番を意識して解答します。
本番の雰囲気をイメージして慣れておくと良いです。
STEP5:試験本番に臨む
日頃の成果を出せるように前日はしっかり休養しましょう。
あとは自分の力を出し切って合格するのみです!
応用情報技術者試験に独学で合格できる理由と勉強方法のまとめ
このように決められたカリキュラムを学習し、過去問題を繰り返し解くことで独学での合格は十分に可能です!
合格へのスケジュール- STEP1:応用情報技術者試験の申し込みをする
- STEP2:オンライン学習サイトの学習準備をする
- STEP3:午前試験3割、午後試験7割の配分で学習を進める
- STEP4:オンライン資格講座【スタディング】の直前対策模試を解く
- STEP5:試験本番に臨む
また応用情報技術者試験は、ITエンジニアが次のステップへ上がるための必要な知識を効率的に学習できる資格だと思います。
現状に満足せず、スキルアップを目指す方は是非受けてみてはいかがでしょうか。
是非応用情報技術者過去問道場やオンライン資格講座【スタディング】に登録していただき、合格を掴み取ってください!