ITパスポートって最近聞くけどどんな試験かわからない・・・
未経験だけど独学で合格は可能なのかな・・・
できるだけ勉強時間を短縮したいけど可能だろうか・・・
このような悩みは結構あると思います。私はITパスポートの上位レベルの資格である、基本情報技術者試験と応用情報技術者試験に合格しています。
出題範囲はITパスポートと基本情報技術者試験ではほぼ変わりませんので、ITパスポート合格のノウハウについてまとめてみました。
この記事を読むことで短期間での合格に一段と近づくと思いますので、是非参考にしてみてください!
本記事の内容- ITパスポートの概要
- ITパスポートに独学で合格できる理由【5つの理由】
- ITパスポートに独学で合格できる勉強法
ITパスポートとは?
ITパスポート試験とはどのような試験でしょうか。試験概要を簡単にまとめてみました。
概要は既に分かっているよという方は「ITパスポートを独学で合格できる理由【5つの理由】」からどうぞ!
まずは、ITパスポートの概要を下表にまとめてみました。
合格率 | 60.9% (令和4年度4月) |
平均勉強時間 | 約1〜3ヶ月 |
受験日 | 試験会場によって違いますので、詳しくは公式WEBサイトへ |
受験料 | \7,500- (税込) |
試験方式 | CBT方式 (PCを利用した試験方式) |
合格点 | (総合評価点)600点/1,000満点 (分野別評価点) ストラテジ系 :300点/1,000満点 マネジメント系:300点/1,000満点 テクノロジ系 :300点/1,000満点 ※総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること |
試験時間 | 120分 |
出題数 | 100問 |
出題形式 | 四肢択一式 |
肝心の合格率ですが60%前後と比較的優しい部類です。
それでもIT系資格の国家資格であることは間違いありません。
そしてITパスポートでは受験対象として以下のように定義しています。
iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
ITパスポート試験公式
このようにITパスポートはITを利用する全ての人が持っておくべき知識を学習することができる資格です。
ITパスポートに独学で合格できる理由【5つの理由】
私は独学で基本情報技術者試験も応用情報技術者試験も合格しました。
その経験からITパスポートも十分に独学で合格可能と思いました。
ITパスポートを独学で合格できる理由【5つの理由】- その①:IT系国家資格の中でも初心者が学べるように問題が作られている
- その②:過去問題からそのまま引用されて出題されることがある
- その③:過去問題を解くことで出題傾向がわかる
- その④:分からない箇所でも情報が溢れているので詰みにくい
- その⑤:無料または格安で利用できるオンライン学習サイトで体系的に学習できる
この理由について一つ一つ見ていきます!
その①:IT系国家資格の中でも初心者が学べるように問題が作られている
ITパスポートはIT系国家資格である情報処理技術者試験の中でも、一番難易度が低いレベル1に設定されています。
なぜなら先ほど記した通り、ITを利用する全ての人に向けたITの入門資格だからです。
公式が発表しているこの画像ですが、ITパスポートはITを利用する者、すべての社会人に向けた試験とカテゴライズされています。
ITパスポートはあまりITに触れてこなかった初心者や学生が受けるものであり、そして合格率5〜6割程度になるように問題が作られています。
初心者が受けることを想定している試験で、独学で受からないような試験は普通はありませんよね?
国家試験のような公的な試験は合格率をある程度一定に保つために工夫しています。
その工夫については理由その②にも関連しています。
その②:過去問題からそのまま引用されて出題されることがある
ITパスポートは過去問題の流用があります。最近は流用が少なくなりましたが一定数はあるようです。
その①でも記した通り、国家試験は合格率を一定に保ちたいと考えています。
なぜなら以下のケースのように不公平感が出てしまうことを回避したいからです。
去年の試験は合格率は高かったけど今回は難しかった・・・
去年受けていれば受かっていたのにな・・・
次受ける受験料がもったいないな・・・
全く同じ試験ではないものの、以前出題された問題と似たような問題が出されることがあります。
これについてもその③に関連します。
その③:過去問題を解くことで出題傾向がわかる
過去問題は当たり前ですが過去に試験本番で出題された問題そのものです。
過去問題を繰り返し解くことで、「大体こんなことを聞かれるんだな」とか「この用語は過去に出題されたよね」とかある程度傾向が見えてきます。
例えば実際の過去問題を抜粋すると、以下のようにOSS(オープンソースソフトウェア)についての出題がありました。
回答に求められる角度はそれぞれ違うものの、同じ用語についての問いです。
過去問題を解いていて用語についてしっかりと学習していたら解けた問題だったかもしれません。
その④:分からない箇所でも情報が溢れているので詰みにくい
過去問題を解いていてわからない用語や技術が必ず出てきます。
ITパスポートは初心者が学習する基礎的な部分が多いので、インターネット上で検索をすると情報がすぐに出てきます。
また、ITパスポートの教本も多く発売されています。
近くの書店でも販売していますし、Amazonや楽天などでもたくさんあります。
おすすめはこの辺ですね。キタミ式は基本情報技術者試験の時にお世話になりました。
イラストで初心者にも理解しやすいように工夫されています。
こちらもイラスト豊富&オールカラーで見やすい作りとなっています。
赤シートで重要用語を隠しながら勉強できるというのも他書籍にあまりない工夫でポイントが高いです。
一冊購入してわからない箇所については、インターネットで調べたり本で補完すると知識が定着しやすいです。
その⑤:無料または格安で利用できるオンライン学習サイトで体系的に学習できる
学習を進めるにあたって、オンライン学習サイトを利用することも検討に入れた方がいいです。
ITパスポートは以下のようなインターネット上の学習サイトが充実しており、利用しない選択肢はありません。
おすすめのオンライン学習サイトこれらのサイトは優秀なものばかりです。
ITパスポート過去問道場
ITパスポート過去問道場は、管理人様が過去問題をテキストからシステムに問題を全てデータベースに登録し、問題の解説までしてくれている大変素晴らしいサイトです。
そして過去問題をランダムに出題したり、カテゴリごとに出題したり、過去間違えた問題を復習したりと無料ながら機能が豊富すぎて神です。
管理人様のTwitterでは以下のような発信がありました。
無料で全てを公開してサービスとして成立させ、解説まで行うというすごい方です。
オンライン資格講座【スタディング】
オンラインで学習できるものの中にはオンライン資格講座【スタディング】のような、体系的に学習できるものもあります。
独学だけれども学習の方向性を示してほしい、先導してほしいという方にはこちらが最適です。
公式サイトでは以下のような声が上がっています。
動画コンテンツでスマホでの学習もできますし、通勤通学などのスキマ時間で少しずつでも進めていけるということも高評価です!
公式サイトでは実際にスタディングを受講し、見事合格した方のインタビューがあります。スタディングの講座がどのようにして役立ったか詳しく解説していますのでご覧ください。
私自身も試してみたのですが、初心者にわかりやすいような説明と、問題を繰り返し解くことで知識として定着していくという感覚を体感しました!
ITパスポート合格コースでは基本講座を見て知識を蓄えていくインプット学習、問題集を繰り返し解くアウトプット学習を反復することを推奨しています。
知識のインプットとアウトプットをバランスよく行うことが合格への近道です!
「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
こちらのサイトは、IT関連の用語を1万件以上解説しているサイトです。
特徴としては、IT用語は完璧に解説すると難しい部分も出てきてしまうため、表面的な部分をわかりやすく解説してくれているという、初心者に大変優しいサイトです。
用語がわからなくて他の解説を調べたけど、このサイトの解説であれば理解できたということがありました。
それくらいIT用語に対して簡潔に説明してくれているのが、その名の通り「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典です。
困った時に重宝します。
ITパスポートに独学で合格できる勉強法
以上を踏まえて学習計画を立てましょう。
合格へのスケジュール- STEP1:ITパスポート試験の申し込みをする
- STEP2:オンライン学習サイトの学習準備をする
- STEP3:インプットとアウトプットのバランスを考えながら学習を進める
- STEP4:オンライン資格講座【スタディング】の直前対策模試を解く
- STEP5:試験本番に臨む
各ステップごとのポイントをまとめました。
STEP1:ITパスポート試験の申し込みをする
初めのステップですがいきなり試験申し込みをしてしまいましょう。
学習を終えてから申し込みをすることと、申し込みをしてから学習を進めることは、モチベーションが全く違ってきます。
人間自分に甘い生き物ですから、学習のゴール地点である試験本番の日を決定することで背水の陣となり、学習効率が上がると考えます。
STEP2:オンライン学習サイトの学習準備をする
ITパスポート過去問道場にはログイン機能がありユーザ登録を行うことで回答の履歴を残すことができます。
間違えた問題の復習に使ったり、苦手な分野を把握したりと活用しない手はありませんので、迷わず登録しましょう。
そして、オンライン資格講座【スタディング】の準備を進めましょう。
スタディングは今資格取得のオンライン学習サイトの中でも話題となっているサイトです。
スタディングが選ばれる理由- 通勤通学でのスキマ時間で学習を進めることができる
- 低価格を実現し登録会員数14万人を超えるなど急成長中
- 脳科学に基づき暗記を補助する便利なツールや記憶が消えないうちに定着を促進する問題練習機能も充実している
このように実績があるオンライン学習サイトとなっていますので、こちらも活用しない手はありません。
STEP3:インプットとアウトプットのバランスを考えながら学習を進める
先程記した通り、知識を定着させるにはインプットとアウトプットのバランスが重要です。
オンライン資格講座【スタディング】の講座で知識をインプットし、同講座の問題集で問題演習を行いアウトプットします。
併せてITパスポート過去問道場で繰り返し問題を解きます。
間違えた問題を中心に解説を読み込んだり、インターネットで用語を調べたり、本を活用したり理解する努力をしましょう。
用語を一発で覚えようとしてもしなくてもいいです!
繰り返し同じ用語に触れることで自然に覚えていきます!
STEP4:オンライン資格講座【スタディング】の直前対策模試を解く
試験直前になったらオンライン資格講座【スタディング】の直前対策模試を解きましょう。
ITパスポートの試験本番はCBT方式で行われます。
時間制限もあるので、問題の出題のされ方や回答の方法を知っておかないと時間がもったいないです。
この直前対策模試では本番に限りなく近い状態で受けることができます。
日頃の学習が無駄にならないようにこのような模擬試験を受けることは重要です!
STEP5:試験本番に臨む
日頃の成果を出せるように前日はしっかり休養しましょう。
あとは自分の力を出し切って合格するのみです!
ITパスポートに独学で合格できる理由と勉強方法のまとめ
このように決められたカリキュラムを学習し、過去問題を繰り返し解くことで独学での合格は十分に可能です!
ITパスポートは受験者も伸びていますし、これからITの基礎知識を身につけたいという方には取り組みやすい試験です。
是非ITパスポート過去問道場やオンライン資格講座【スタディング】に登録していただき、合格を掴み取ってください!
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